実は、未だ癒えていない傷というものが
結構あるもののように思います。
そういうときに、むりやり癒えたはずとしてしまっても、
その傷、ダメージに伴う、ないがしろにされてしまった感情は、
まるで取り残されたように、しつこく存在し、
「まだここにいるの。わかって、わかって!」と
主張し続けているように思います。
私もそうでしたし、
セッションをしていると、たくさんの方に、
その取り残されて泣いていたり、苦しみ続けている感情に出会います。
それを見つけ出して、癒してあげると、
進めなかった歩みが、スーッと自然に歩み始めます。
行動がむりなく変化し始めるのです。
感情って不思議なものですね~
まるで、私たちとは別個に存在を主張しているような感じですΣ(~∀~||;)
理屈でわかっていても、
頭では整理がついていても、
でも、なぜか前に進めない、
行動が停滞してしまう、
そんな時は、
もしかしたら感情をどこかに置き去りにしていないか、
過去の感情をないがしろにしていないか、
もう大丈夫とだましていないか
それを考えてみてください。
ないがしろにしてきた感情に気付いて、
それを拾って、今一度癒してあげるだけで、
不思議と進みだせるものだから:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
そして、これを見つけ出す時、
どうぞ決めつけないことです。
子供というものは、親にはこういう感情を抱いているはずとか、
こんなことがあったら、きっとこう感じているのが当たり前とか、
そんなふうに、とらわれて探し出しても、
本当に取り残されている感情とは、
なかなかめぐり会えないことがあります。
本当にフラットになって、振り返ってみた時に、
探し回っていた落し物が、一度探したところに見つかる時のような
そんな感覚になるものです。
でも、自分の過去を本当にフラットに、
何にもとらわれずに振り返るということは、
そうそう簡単ではありません。
思いこんだこと、たくさんの刷り込まれたこと、
それらにとらわれた上で振り返るのですから……
それだからこそ、何にもとらわれていない他者の手を借りるということが
功を奏するように思います。