今回の震災が起きて、
昨日までの暮らしとはいろいろなことが変わってしまった方も多いでしょう。
何度も襲ってくる余震
さらに原発の恐怖
モノもなくなる
レジもガソリンスタンドも長蛇の列
計画停電
電車の本数が少ない etc,etc.
こんな中にいると、なんとなく怖れ・不安に襲われる方もいらっしゃるでしょう。
私の知り合いの女性で、それがものすごいことになってしまった方がいらっしゃいました。
そして、どうなっていったか、それを彼女に了解を得て書かせていただくことにしました。
怖れ・不安、さらに怒りなど、ネガティブな感情に押しつぶされそうになっている方、
普段から、ネガティブな感情に振り回されそうになる方に、
もしかしたら参考になるかもしれません。
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その女性は、たまたま自宅で今回の地震に遭遇しました。
東北ではなく、関東にお住まいなのですが、
マンションの14階がご自宅ということもあってか、
また、地震対策をあまりしていなかったということも重なって、
あの地震で、リビングの食器棚の扉が全部開いてしまい、
ほとんどの食器が飛び出してしまって、粉々に割れたそうです((>д<))
その間、ご自身の体はテーブルの下に入ったために、
小さな怪我をした程度で助かったのですが、
その後に続く余震に、怖くて怖くて、
周りはガラスと陶器の破片だらけですし、
なんと4時間もの間、猫と共にテーブルの下で過ごされました(´□`。)
そんな経験をしてから、とにかく余震が来るたびに半狂乱になる(((゜д゜;)))
自宅に一人では居られないし、
さらに原発のニュースが始まり、不安はピークに達しました。
私は、今回の事態で仕事も暇でしたので(;´▽`A“
彼女の望む限り、自宅に呼んで、話を聞いてあげることにしました。
実は、彼女はインナーチャイルドや過去世の解放で、
美咲さんとのコラボカウンセリングを受けたことがある方なので、
子供の頃のことや過去世などはだいたい把握していましたので、
私としても、なにがこの怖れ・不安の根本原因なのか、
ちょっと不思議でもあり、また興味もありでしたが、
やはり、トラウマ的な記憶も全くありませんした。
さて、では何だろう???
とにかく、思いつくまま、たくさんの話をしてもらいました。
特別、カウンセリングということを意識せずに、
普通にいろいろなことを……
その間に、また余震
テーブルの下にもぐりこみ、怖い怖いの連続(><;)
さてさて、
こうして怖れや不安を抱いていると、彼女にとって都合がいいのだろうか?
ご家族もお手上げ状態で、ほとほと疲れて、
ちょっと嫌気がさしているようにも感じましたし、
彼女自身も本当にどうにかしたいと思っているようだし、
時には呼吸もしづらいほどなので、
都合がいいから続けているというわけでもないようでした。
では、
この感情に振り回されないようにと決めればいいのか、
怖れや不安が解消したらどうなるか?と未来を想像してもらえばいいのか、
なにかできる範囲の小さな行動の変化をしてもらえばいいのか、
いや~
いろいろ試してみようとしましたが(-_-;)
それらができるなら話は簡単ですが、
今の状況では、どうもそれは難しそうな気がしました。
そんなこんなで、あまり進展もなく、ここまで3日間が経過(;´▽`A“
午前中から夕方まで、途中で掃除、洗濯、買い物等、家事を一緒に手伝ってもらいながら、
ずっと話を聴く、聴きだすの毎日でした。
それはそれで、私はわりと楽しかったのですが(^∇^)
でも、彼女のためには困った……
どうしたものか???と思っていたころ、
彼女がなんとなく話し始めました。
最初は、とりとめもなく話してくれていたのですが、
「私は本当は愛情もあるし、優しい人なんだと思うの。
でも、今までずっと、自分はそうじゃない!冷たい人間だ!と思ってきた。
だから、自分はだめで、どうしようもなく価値のない人間だと思ってきた。
でも、本当は違うのに……
もしかしたら、本当の自分を無視し続けてきたことで、
いつも心が波立っていたのかもしれない。
だから、いつもいつもネガティブだったのかもしれない。
本当の自分と表面に現れている自分とのギャップがつらくて、
苦しくて、悲しくて、
とにかく、いつもいつも心が穏やかじゃない状態だったから、
それで、必要以上に怒ったり、小さなことに不安になったり、
大したことでもないのに落ち込んだり、
そんなふうに生きることしかできなかったのかもしれない……(T_T)
だから、今回もものすごく不安定になった(>_<)
どうにもコントロールできなかったんだと思う。」
そう言うのです。
そうなんです!!!!
彼女はとっても愛情があって、優しくて、思いやりがあって、
さらに、いろいろな能力もあって、
本当に素敵な女性なのに、
ずっとみんなで、そう言い続けてきたのに、
本人だけが、その「本当の自分」を
「たくさんのものを持っている自分」を
認めようとしてこなかったのです。
「そ、そうだよ!!!
本当にそうだよ!!!
それが本当のあなただよ!!!」
と言うと、
「そうだね、ホントに。
なんで、今までそう思えなかったんだろうね(・・;)